「ストレスがエネルギーに変わる」を読んで

「ストレスがエネルギーに変わる」の本を読んでみました。

「ストレスケア」についての本だと思ったのでこの本を手に取ってみましたが、
カイロプラクティックの本でした。

「ストレス」や「自然治癒力」について書いてあリます。

「ストレスがエネルギーに変わる」
平成元年2月4日出版 文園社 中島文保

想像以上の自然治癒力

「世の中に驚くものは多し、然れども人間ほど驚くものはなし。」
これは哲人 ソクラテスの言葉です。

人間のからだというのは想像以上に自然治癒力がそなわっているものです。

現代は、生活は豊かになりましたが、その反面ストレスが横行しています。
ストレスは、精神的なもののみならず、食品添加物などの化学的なものも。

この中島先生は、治療の際、

「病気に対してどう治療しようなどと考えたことは一度もありません。
いつも病人を対象としてとらえて疾患そのものだけでなく、
患者さんの心や精神的なものまで治していくんですよ」と本書で書いています。[まえがき引用]

「疾患そのものだけでなく、患者さんの心や精神的なものまで治していく」
この部分がホリスティックケアの素晴らしいところだと考えています。

現在の西洋医学では、病気の検査をしたあとに投薬、注射、手術など病気しかみていません。
症状を抑えるだけの治療では、病気の原因を取り除くことは難しいです。

 

ストレスの三代要素

この本では、人間の健康は「精神(心)」「構造」「科学」3つの要素から成り立っていると書かれています。

すなわち精神が安定し、骨格や臓器が丈夫で、栄養が充分であれば「健康」ということになります。

精神(心)

昔から病は気からと言われています。
気持ちが不安定になった時に病気に冒されやすくなります。

治療:心理療法、ヨーガ、催眠術など

構造

骨などの構造が崩れると病気を誘発する原因になりなす。

治療:カイロプラクティック、運動療法、物理療法など

化学

からだの化学的成分(栄養)が片寄るとと病気になります。

治療:食事療法、注射、手術、投薬、放射線療法など

 

カイロプラクティックとは

薬公害や医療過誤が大きな社会問題になっている今日。
薬や手術に頼らず科学的かつ自然な方法でからだを活し、健康を維持させる医療のこと。

カイロプラクティックは古くはギリシャで行われていました。
1889年(明治22年)にカナダ系アメリカ人  ダニエル・パーマーによって再発見され、科学的に体系つけられた。

ギリシャ語のカイロ[CHEIR=手]とプラクティコス[PRAKTIKOS=実施]の合成語で日本語に訳すと「手で行う療法」

アメリカでは、カイロプラクティックは、三大医療機関のひとつとして社会に大きく貢献して、
カイロプラクティック・ドクターは地域社会のホームドクターとして国民の健康管理において重要な役割をはたしている。

カイロプラクティックの治療対象

頭痛、高血圧、低血圧、喘息、アレルギー症、不眠症、肩こり、交通事故によるリウマチ、腰痛、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、内臓機能低下、生理痛、夜尿症、便秘、ストレス、虚弱体質 など

伝染病、血液病、ガンなどの器質変化を伴う病気は治せないそうです。

 

著者紹介

中島文保(なかしまふみやす)
1949年富山県生まれ

米国連邦政府公認ドクター・オブ・カイロプラクティック(D.C.)。中島カイロプラクティックセンター院長

米国アイオワ州パーマ・カイロプラクティック(医科系)大学卒業。
同大学院にて臨床診断学を専攻。
自然医学であるカイロプラクティックを習得。
独自の自然医学療法を確立実施する。

その医療技術と人柄に、政財界、芸能界、スポーツ界、経営者などにも絶大な信頼を得ている。
診療のかたわら講演、講義、医学誌等への執筆で幅広く活躍中。

現在、アメリカンカイロプラクティックドクターズアソシエーション(A.C.A)会員。
S.O.T.国際頭蓋病学会会員。日本カイロプラクティックカレッジ教授。

主な著者に
「神経ツボで深く短く眠る」(青春出版社)、「骨盤で気持ちよくヤセた」(リヨン社)などがある。

[本から引用]

 

本の感想

「ストレスがエネルギーに変わる」
この本のタイトルに惹かれて手を取りました。

しかし、読んですぐにカイロプラクティックの本なんだと思ったのですが、
カイロプラクティックにも興味があったので読み進めてみました。

この中島先生の「全体を診て診察する」というホリスティックの理念が私も好きなので
そのまま読み続けました。

中島先生も書かれていますが、現代医学が悪いわけではなく、
いわゆる西洋医学と東洋医学のいいところどりができる統合医学がもっと注目されて、
簡単に選択できるようになればいいなぁと思っています。

そのためには治療を受ける私たちもいろいろな知識が必要になると思います。

平成元年の古い本ではありますが、あまりその時と変わっていないなという印象です。

家でできるカイロプラクティックも載っていて今度試してみたいと思います。

明日は、猫のストレスについて書きます。

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