たまるだけでない脂肪の役割
今日のテーマは「脂肪」
昨日は、ご馳走食べ過ぎてしまっていませんか?
この時期 何かと食べ過ぎたりしてしまします。
その時に気になるのが脂肪です。
内臓脂肪、皮下脂肪どちらもついて欲しくないものですよね。
そもそも脂肪って必要なの?
なんでつくの?など
面白いテレビをやっていたので、まとめてみました。
今日の内容
目次
いろいろな動物の体脂肪
人:男性 10〜19% 女性 20〜29
黒毛和牛:30%以上 チンパンジー:8.4% ゴリラ:15.2% オラウンター:16.4% ブタ:16% ホッキョクグマ:50% バイカルアザラシ:45%
人は、30%以上の体脂肪はちょっとぽっちゃりしている人ですよね。
同じ30%以上の体脂肪は、黒毛和牛なんですね。
人の特徴としては内臓脂肪を多くため込みやすくなります。
体脂肪は、高血圧や生活習慣病の原因とされていて嫌われていますよね。
脳を進化するために内臓脂肪
人は体重に比して巨大な脳を進化の過程で獲得した動物です。
脳が必要とする大量のエネルギーをまかなうために脂肪をたくさんつけて進化したのかもしれません。
エネルギーとして放出するには、皮下脂肪より内臓脂肪の方が優れています。
内臓脂肪のまわりには、血管が多く、脂肪が血流にわたりやすく、
そのために必要な時にすぐに肝臓に届けられエネルギー変換して、全身に送られます。
脳はエネルギーをすぐに手に入れられます。
このすぐに手に入れられる仕組みで発達してきました。
内臓脂肪
大量の場合、健康に害が出る。
素早くエネルギーに転換。
短期的な貯蔵に利用されています。
皮下脂肪
健康にあまり害を及ばさない脂肪です。
エネルギーに転換しづらい。
長期的にエネルギーを蓄えます。
プチ断食
制限しすぎなのは、また問題です。
脂肪はエネルギーを蓄えるだけでなく、
私たちの健康を維持するための重要な役割を果たしています。
日本人男性の死亡率とBMIの関係を調査。
太っている人とやせすぎの人も死亡率も上がります。
太り過ぎもよくなく、やせすぎもよくないので中肉中背がいいですね。
グレートジャーニーに必要だった体脂肪
5年前アフリカから全世界に広がっていきます。
この時に役立ったのが脂肪。
自らの脂肪を食料にしていました。
特に過酷な太平洋の島々に暮らしている人は、肥満が多いです。
サモアでは国民の90%が肥満。
アメリカ ピッツバーグ大学の調査
「CREBRF遺伝子の倹約的な変異がサモアの人々の肥満状態に強く影響する」
脂肪の原因は、特別な遺伝子。
この遺伝子が過酷な旅に耐えた証。
辛いものを食べた時に大量の汗が出るのも脂肪が関係
脂肪細胞の役割は、脂肪をためる以外にも2つあります。
白色脂肪細胞
皮下脂肪から内臓脂肪まで幅広く存在しています。
レプチンというホルモンを作ります。
このレプチンは女性を大人にする役割があります。
脂肪がないと排卵がおこってこない。
女性の体脂肪率が17%になるとはじめて生理が始まります。
体脂肪率が22%になると妊娠可能になります。
女性アスリートの方が生理が不規則なのは、こういう原因があったんですね。
褐色脂肪細胞
鎖骨を中心としたごく一部に分布しています。
エネルギーを熱に変換して体温を維持するために働いている脂肪組織。
まわりの脂肪組織や自ら持っている脂(あぶら)を燃やして体温を高める働きがあります。
辛味成分はこの褐色脂肪細胞を活性化させます。
この細胞は、人類が寒冷地域に進出するために役立ちました。
赤ちゃんなど幼児期の筋肉の発達がまだなく、
体も小さくて体温を維持するのが難しいとき、
褐色脂肪が体温を保持する働きを担っています。
加齢とともになくなっていきますが、
最近では、寒冷刺激(寒い環境)で活性されるという研究があります。
妊娠中にダイエットすると赤ちゃんが太りやすくなる
妊娠中、ダイエットすると少ない栄養で育つようにお腹の中でトレーニングされています。
それが産まれた後、たくさんのミルクや栄養価の高いものを与えると肥満になってしまいます。
妊娠中のダイエットはよくないですね。
たまるだけでない脂肪の役割のまとめ
嫌われやすい脂肪ですが、
人類が発達するために必要なものだったのです。
脂肪の役割は、
- 脳のエネルギーを補う
- 過酷な生活に支える重要なもの
- 排卵のコントロール
- 体温保持
それでもやはり太りすぎはよくないですし、
やせすぎもよくありませんね。
病気にならないためにもコントロールは必要になります。
新しい年を迎えるにあたって、ストレスは持ち越したくないですよね。
明日は、
「ストレスがエネルギーに変わる」という本を読んで感想を書きます。