風邪の予防、ひきはじめの中医学的ケア

風邪の予防の中医学的ケアについて書きます。

中医学というとどういうイメージですか?
漢方、鍼などお家でケアできない印象があるかもしれませんが、そんなことありません。

今日の内容

中医学とは

中医学は、中国で発達した医学のこと。
5世紀はじめのころに日本に伝わりました。東洋医学とも呼ばれています。

中医学は「病気をみるのではなく、病人を見る」と表現されます。

今起こっている症状だけを見るのではなく、その人の生活や体調、食事、病歴などトータルを捉えて立て直す手立てを考える医学です。

中医学的な風邪の考え

抗生物質を飲んでも、風邪は治りません。

西洋医学では、風邪の原因はウィルスと定義されています。

抗生物質は、細菌を殺す薬で、二次感染予防のために処方されている薬です。つまり、風邪そのものには抗生物質は効かないのです。

風邪は予防が肝心!

「ひいたかな?」と思ってから30分が勝負とも言われています。

風邪は、中医学では「肺」の病気。
「肺」の気が足りない状態。

「風邪(ふうじゃ)」と呼ばれる邪気が体内に侵入すると、症状が出てきます。

風邪のタイプ

風寒(ふうかん)タイプ

ひき始めに寒気のする風邪。鼻水やくしゃみが多い、節々が痛いなど
このタイプは、とにかく温めることが大切!

漢方薬

葛根湯:汗は出ない

桂枝湯(けいしとう):汗が出る

ツボ

① 風池(ふうち)、② 風府(ふうふ)、③ 風門(ふうもん)

風門:邪気が侵入するのが風門だといわれています。風邪が侵入しないように風門辺りをマフラーなどでカバーするといいです。

 

風熱(ふうねつ)タイプ

ひき始めに喉の痛みを感じたり、熱ぽい。喉がかわきます。
熱を冷ますことが大切ですが、冷やし過ぎに注意!

漢方薬

天津感冒片(てんしんかんぼうへん)

銀ぎょう散(ぎんぎょうさん)

ツボ

① 天突(てんとつ)、② 中府(ちゅうふ)、③ 合谷(ごうこく)

湿(しつ)タイプ

お腹の風邪。
体に余分な水分である「湿」が溜まって、消化器系の症状が現れます。
吐き気、下痢、食欲不振。
水分代謝を改善して胃腸を強くすることが大事。

漢方薬

かっ香正気散(かっこうしょうきさん)

ツボ

① 関元(かんげん)

燥タイプ

咳風邪。
空気の乾燥している時期に多いです。花粉症の症状と似ています。
咳がひどい、喉が乾燥、喉の痛み。
マスクや加湿器などで肺を潤すことが大事!

漢方薬

麦門冬湯(ばくもんどうとう)

養陰清肺湯シロップ(よういんせいはいとうシロップ)

ツボ

① 天突(てんとつ)

「肺」のケア

中医学の考え方では、空気の乾燥が進む秋は五臓(肝・心・脾・肺・腎)のうち、肺(呼吸器系のほか、皮膚や産毛、汗腺、鼻も含む)が乾燥の影響を受けやすい、といわれています。

肺は乾燥を嫌い、うるおいを喜ぶという性質があるとされ、乾燥にとても弱いです。

そのため体の中からうるおす、肺をうるおすことが大切になります。

また、肺の不調はカサつきや肌荒れなど、肌トラブルとも関係が深いといわれます。
美肌のためにも、秋は肺を健やかに整えておきたいですね。

肺をうるおす白い食べ物

白い食べ物には肺や体をうるおす作用のあるものが多くあるといわれています。

梨、大根、白菜、長ネギ、レンコン、山芋、かぶ、百合根、白キクラゲ、白ゴマ、牛乳、豆腐、杏仁(あんずの種)、鶏肉、白身魚など

秋が旬や秋に美味しい食べ物が多いことがわかります。
中でもは、肺をうるおす食材として有名で、咳止め効果もあるといわれています。

また、大根も肺にいいとされる白い食べ物の代表的存在。
肺をうるおす作用があります。
大根おろしにすれば、喉の痛みの緩和にも。

また、長ネギは鼻の粘膜の炎症を鎮めてくれます。

さらに、台湾スイーツとして女性に人気の白キクラゲも、生薬に使われるほど、肺を元気にします。

 

同じ白でも体を冷やす、温めると性質があります。
風邪の症状にあったものを食してください。

からだを冷やす食べもの
大根、梨、豆腐、れんこん、百合根、くわい

 

からだを温め、血の巡りをよくする食べもの
長ネギ、杏仁(あんずの種) 、松の実

 

寒涼性、温熱性のどちらにも属さない性質が穏やかな食べもの
山芋、里芋、かぶ、白菜、カリン、白キクラゲ、落花生、白ゴマ、牛乳、タラ

レンコンは鼻の粘膜の炎症をやわらげる作用あります。

生姜シソシナモン山椒などの辛味のある食べ物も、漢方では秋の風邪予防に良いといわれています。

中医学からみた風邪予防のまとめ

いかがでしたか?

西洋医学では、ひとつにされがちな風邪ですが、中医学では症状などでわけて考えます。

私が中医学で好きな考えがの考えで

突出しすぎてもダメだし、引っ込みすぎてもダメ 平らな状態が一番という考えかたが気に入っています。

風邪をひいたときに中医学でケアするのも考えてみてください。

明日は、昔から伝わる風邪のおばあちゃんの知恵袋(民間療法)について書きます。

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