【ホンマでっか!?TV】見つめ合うだけでオキシトシンが出る犬、出ない猫 

「犬と飼い主は見つめ合うだけで、愛情ホルモン『オキシトシン』が誘発されるけど、猫は出ない」と認知科学評論家の中野信子さんがおっしゃっていました。

そこでそれは本当なのか調べることにしました。

今日の内容

見つめ合うだけで出るオキシトシン

犬と飼い主は、見つめるだけで愛情ホルモン、絆ホルモン『オキシトシン』が誘発されることはとても有名です。

中野さんの話では、犬は「絆 ヒエラルギー(組織)」が関係していて、
猫の場合は、気ままに振る舞うことで刺激を脳に与えるそうです。

猫の場合は、見つめるだけでは『オキシトシン』は出ないそうです。

犬好き:組織性を重要視する人

猫好き:刺激を求める 刺激好きな人

 

猫と人との間にオキシトシンは存在する?

「じゃあ、猫と人との間にオキシトシンは存在するの?」と思うと思いますが、撫でたりされるとオキシトシンはちゃんと誘発されます。

 

犬はオキシトシン大放出

じゃあ、なぜ 犬は見つめ合うだけで『オキシトシン』が出るのか?

それは犬は、猫の5倍もオキシトシンを出すという実験結果があります。
犬は、オキシトシンダダ漏れだからでしょうか?

その実験は、こういうものです。

米国カリフォルニア州のクレアモント大学院大学の神経経済学(neuroeconomics)研究センターのポール・ザック(Paul J. Zak)教授が行った実験。

教授のHPには実験結果をまとめた「Oxytocin Responses After Dog and Cat Interactions Depend on Pet Ownership and Affects Interpersonal Trust」論文がリストアップされています(*1。

ザック教授が行ったBBCの実験では、
10匹ずつの犬と猫を10分間、それぞれの飼い主と遊ばせ、
その後、唾液からサンプルを採ってオキシトシンの量を2回、比較しました。

その結果、オキシトシンが、イヌでは平均57.2%増加したのに比べ、ネコでは12%だったそうです。

つまり、飼い主と遊ぶときにイヌはネコよりも5倍以上、愛や信頼の感情を起こす脳内化学物質であるオキシトシンを多く出す、ということになります。

遊んでくれたら、愛情ホルモン、絆ホルモン出してあげるけど、見つめるくらいでは、出さないよ!という感じなのでしょうか?

 

猫好きは、結婚できない、浮気しやすい

番組では、甘えたり、塩対応の猫の読めない行動を見るとドーパミンが出やすくなるそうです。

ドーパミンがたくさん必要な人は、猫にハマってしまうそうです。

ドーパミンがたくさん必要な人というのは、1人では満足できないタイプ。
そのため、猫好きは結婚に向いていないどころか、浮気もしやすいそうです。

DVの人と別れられない、依存症になりやすい人もこのタイプ。

猫好きな人は、結婚しづらい傾向もあります。

猫好きな人の特徴としては、猫が恋人と思っている人が 40%、インドア傾向の人が多いというのが理由にもなっています。

番組では、他にも「子供に殴られても我慢しているのはなぜ?」「TVの邪魔をする理由?」「水が嫌いなのにお風呂にくるのは?」などゲストの疑問に評論家たちが答えていました。

2021年10月14日放送のホンマでっか!?TVは、猫デキ愛 芸能人の悩みSP」

<ゲスト>
岩井勇気(ハライチ)、かまいたち、ダレノガレ明美、峯岸みなみ、森田哲矢(さらば青春の光)

<評論家>
牛窪 恵(マーケティング)、高木佐保(猫評論家)、武田邦彦(環境)、中野信子(認知科学)

 

ホンマでっか!?TVを見たまとめ

今日は、ホンマでっか!?TVを見て疑問に思った、

猫は見つめ合うだけでオキシトシンが出ないことに驚いてちょっと調べたことを書いてみました。

1)Curry, B., Donaldson, B., Vercoe, M,. Filippo, M., & Zak, P. J. (in press). “Oxytocin Responses After Dog and Cat Interactions Depend on Pet Ownership and Affects Interpersonal Trust.” Human-Animal Interaction Bulletin

 

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