東洋医学(中医学)的な花粉症
東洋医学では、春は “肝” の季節!
春に辛い花粉症もこの “肝の働き”が要と言われています。
花粉や花粉によるアレルギーの解毒は肝によるものです。
肝が元気だと花粉症の症状もやわらぎます。
今日は、東洋医学的なところから花粉症を考えてみます。
今日の内容
東洋医学的な “肝” とは
東洋医学における肝は、西洋医学の肝臓と作用が全く異なります。
肝は、気や血の流れなどをコントロールしていると考えられています。
春はただでさえイライラしますよね。
それも実は、”怒” も “肝” に関係します。
東洋医学での花粉症対策
まず体を冷やさないこと。そして、体の中に余分な水を増やさないこと。
さらには、ストレスをためないこと。
” 肝 “を補う食べもの
緑の野菜や酸味のある食べもの。
旬を迎えるタウリンが豊富な貝類、木の芽やうど、ふきなど香りが良いもの、菜の花や人参などカロテンが豊富なもの、柑橘類など”酸味”のあるものには、”肝”の働きを助ける作用がありますが、胃腸が弱い方は”酸味”のあるもののとりすぎには注意してください。
- 野菜:ほうれん草、黒ゴマ、春菊、セロリ、トマト、菜の花 など
- 魚類:貝類(あさりなど)、いか、うなぎ、あなご など
旬のものを食べるいいですね。
漢方で整える
漢方では症状をサインととらえ、症状から根本から原因を考え対処します。
花粉症としてよく名前があがるのが「麻黄附子細辛湯」「小青竜湯」などですが、
その人の体質にもよるので、専門家に相談することをおすすめします。
花粉症におすすめのツボ
① 上星(じょうせい): 鼻づまり・目の充血
② 攅竹(さんちく): 目のかゆみ・目のかすみ・涙
③ 印堂(いんどう): さらさらした鼻水
④ 睛明(せいめい): 目のかゆみ・鼻水・鼻づまり
⑤ 承泣(しょうきゅう): 目のかゆみ・目の充血
⑥ 鼻通(びつう): くしゃみ・鼻水・鼻づまり
⑦ 迎香(げいこう): くしゃみ・鼻水・鼻づまり
⑧ 合谷(合谷): 首から上の症状全般 鼻水・鼻づまり・目のかゆみ・目の充血
ネーブル四点(おへその周り)
ここに置き鍼をしてもらったら、花粉症状が出なくなって、
自分は花粉症ではないのでは、ないかと思えるくらいです。
ネットでは、今、小指に湿布を貼るというのも流行っていますよね。
東洋医学(中医学)的な花粉症のまとめ
今回は、東洋医学的な花粉症について書きました。
春は解毒(デトックス)の季節でもありますので、”肝” を整えて、スムーズな解毒と一緒に花粉症も緩和させましょう。
次回は、犬にも花粉症ってあるの?をお伝えします。
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