すべてのフラワーエッセンスの原点『バッチフラワーレメディ』Bach FLOWER REMEDIES
世界中のフラワーエッセンスはバッチフラワーレメディからはじまりました。
今日は、バッチフラワーレメディの歴史、人と犬の指標、どこで学べるかなどお伝えします。
目次
バッチフラワーレメディの歴史
バッチフラワーレメディは、1936年イギリス人の医師であり、細菌学者であった エドワード・バッチ博士によって確立された、感情や精神のバランスを取りもどすための花療法(自然療法)です。
写真シャンドゥルールサイトからお借りしました
医師であったバッチ博士は、患者の治療に取り組むうちに、患者の性格や精神状態が、病気の治癒に大きな影響を及ぼしていると言う事実に気付きました。そして、病気を根本的に治療するため、また根本的な病気予防を行うためには、『健康な精神』が不可欠であるとの確信を得ました。
1934年、ロンドンを離れ、自然豊かなオックスフォード郊外のマウントバーノンに移住。
そこで野生の植物に心や感情を癒す働きがあることを発見します。
1936年、研究の末、38種類のバッチフラワーレメディは、完成されました。
38種類レメディの組み合わせで、さまざまなマイナス感情が癒されます。
そのバッチ博士は、ある自身の経験から、花に不思議なエネルギーがあることを感じ取ります。
そして、特定の感情や精神状態をなだめるのに特定の草花が有効であると言うことを体系付け、38種類のフラワーレメディを完成させました。
60年以上の歴史を持つこのバッチフラワーレメディは、現在、母国イギリスにおいては、ブーツ (1,300店舗を誇る有名ドラッグストア)や、 ハロッズ(高級デパート店)をはじめ、 町のどんな小さな薬屋でも扱っているほど、生活の中に浸透しています。
また、故ダイアナ元皇太子妃が愛用していたことでも知られています。
また、60カ国以上に輸出されており、その有効性が裏付けられています。
バランスを欠いた状態から、本来の心身の状態に
マイナス感情に作用する、38種類のバッチフラワーレメディ。
この38種類の組み合わせで、様々なケースの感情を修正していきます。
環境やストレスから起こったマイナス感情を癒すことによって、本来の自分の姿、バランスのいい状態にもどっていくことができます。
本来の自分に戻ることで日常生活は楽に、またよりスムーズに自分の使命や方向性を見いだせるように、バッチフラワーレメディは優しくサポートしてくれます。
バッチフラワーレメディ
国:イギリス
成分:それぞれの花のエネルギー、水、グリセリン(アルコールのこともある)
飲用方法:選んだバッチフラワーを、38種類の各ストックボトルから2滴ずつ(レスキューレメディの場合は4滴)ボトルに入れます。1日4回4滴ずつ間隔をあけてボトルから口に直接垂らして飲んだり、飲み物に入れて飲みます。
バッチフラワーレメディ指標
不安と恐れ
レメディ名 | 人の場合 | ペットの場合 |
ロックローズ | 強い恐怖やパニック状態で、緊急事態に陥っている時に | 強い恐怖を感じて、パニックを起こし、毛を逆立てたり、凍りついた様子を見せる時に |
ミムラス | 何が怖いかはっきりしている恐れや不安を感じる時に。内気で小心な自分に勇気をもたらしたい時に。 | 怖がりで臆病だったり、特定の物事や人を怖がる時に |
チェリープラム | 自分をコントロールできないように感じて、何かをしでかしてしまうのではないかと不安を感じる時に | 突然キレて、飼い主がコントロールでいないくらい興奮しているときに |
アスペン | 自分でも原因が分からない漠然とした不安や恐れを感じる時に | 特に原因がないのに、不安げで落ち着きのない様子を見せる時に |
レッドチェストナット | 愛する人に心をくだき、相手の安全や問題について心配しすぎて、気持ちが離れられない時に | 自分の子供、飼い主を過度に不安や心配する |
淋しさ
レメディ名 | 人の場合 | ペットの場合 |
ウォーターバイオレット | 心をオープンにするのが難しく、人との間に距離を置いて孤高の状態を保ってしまう時に | 静かに一匹でいることを好み、周りから距離をおいて、かまわれることを嫌がる傾向に |
インパチエンス | イライラして焦ったり、緊張が高まっている時に。気が短く早くしないと気が済まず、忍耐強さと落ち着きが欲しい人に | せっかちで、早く早くと周りをせかしたり、性急にイライラして腹を立てる |
ヘザー | 一人でいるのが淋しく、話相手を求めるけれど、気持ちや話題が自分のことばかりに集中してしまう時に | 独りぼっちを恐れる寂しがりやに。 注意を引こうとして騒ぐ |
現実への無関心
レメディ名 | 人の場合 | ペットの場合 |
クレマチス | 現実よりも夢や空想の世界に浸っていたり、ぼーっとして地に足が着かない状態の時に | 現実よりも夢の世界に生きているような感じで、ボーっとしたり、終始眠たげな状態に |
ハニーサックル | 過去の思い出に浸って懐かしんだり、後悔したり。なかなか現在を生きられず、気持ちが後ろ向きな時に | 前の飼い主、前の家、前の小屋など、過去のことを懐かしんで思い出に浸っている時に |
ワイルドローズ | 受身の姿勢で、人生や現実は変えられないとあきらめている無力感や空虚な気持ちに | 無気力で、受身、何をされても抵抗せず、なすがままになっている、無関心な状態に |
ホワイトチェストナット | 繰り返しの想念や不安がつきまとい、頭が休まらず、安らぎや集中力を望む人に | 不安な様子で、うろうろしたり、ないたりと、落ち着かない様子に |
チェストナットバット | そそっかしいミスや、同じようなことを何度も繰り返し、望まないパターンからなかなか抜けられない時に。 | なかなかしつけられなかったり、覚えようとせず、同じ失敗を繰り返す |
オリーブ | 心身とともに疲れていて、自分の中のエネルギーが枯渇していると感じる時に | 病気や、過労のときなど、心身ともに疲労困憊している時に、高齢なこに |
マスタード | 理由が見当たらないのに気持ちが晴れず、悲しく憂鬱な気分に落ち込む時に | 理由が見当たらないのに、元気や食欲がなく、憂鬱な様子を見せている時に |
他人のことを気にしすぎ
レメディ名 | 人の場合 | ペットの場合 |
チコリー | 豊かな愛情で、愛する人を独占したり、干渉したいと思う、わがままな気持ちに | 甘えん坊で、いつも飼い主や、特定の者に、べったりと独占したがる |
バーベイン | 自分の強い信念や大儀のために、熱中しすぎてリラックスできず、他の人も巻き込みたくなる気分の時に | 活発で興奮しやすく、何かに熱中しすぎて、じっとしていられない状態に |
バイン | 自分を必要以上に責めて、罪悪感を感じてしまう時に | 縄張り意識が強く、すぐ威嚇してしまう |
ビーチ | 人の長所が見えにくく、つい批判的になってしまう時に | いやな事はやらなかったり、合わない人・状況・仲間を受け入れなかったり、嫌ったりする時に |
ロックウォーター | 自分を厳しく律して完璧に生きようとし、人生の楽しみを味わうことを許さずにいる状態に | 自分の決めたことや、習慣になっていることをあくまでも守ろうとする、かたくなな姿勢を見せる時に |
内心の不確かさ
レメディ名 | 人の場合 | ペットの場合 |
セラトー | 自分の意見や判断に自信が持てず、人の意見を聞きたがったり、振り回されたりする時に | 自発的に行動せず、飼い主や親の指示を待っているような傾向がある時に |
スクレランサス | 気持ちが揺れ動いて、なかなか心が定まらずにいる状態に。優柔不断な自分に安定と決断力が欲しい時に | 気まぐれで気分屋だったり、優柔不断で一つのことを決めるのに時間がかかるペットに |
ゲンチアナ | 何かの出来事に落胆し、気持ちが動揺している時に。可能性を信じられず、すぐにくじけやすい人に | はっきりした理由があって落ち込んだり、元気を無くしている時に |
ゴース | 希望が持てず、どうせなにをしても無駄だと諦めきっている状態の時に | ふさぎこんで、元気がなく、あきらめきって意気消沈しているように見える時に |
ホーンビーム | やる気が起きず、精神的な倦怠感を感じる時に | 体は疲れていないはずなのに、やる気を見せず、だるそうな時に |
ワイルドオート | 人生の方向性に迷い、どの道を行ったらよいのか分からない時に | 環境や状況の変化に戸惑い、何をやったら満たされるのかわからない宙ぶらりんの時に |
失意と絶望
レメディ名 | 人の場合 | ペットの場合 |
ラーチ | 自分が出来ないのではないかと自信を失っている時に。つい他の人と比べてコンプレックスを感じてしまう人に | 自信がなく、本当はやりたいことも、びくびくして、二の足を踏みがちな時に。しつけやトレーニングの時に |
バイン | 周りの人を一段高いところから一方的に支配しようとし、思うようにコントロールしようとしてしまう時に | 周りを自分に服従させようと威嚇して攻撃的になったりするボス的な縄張り意識が強い |
エルム | 仕事の量や責任の重圧で、自信喪失して、普段のようにこなせないと感じる時に | 子育てや自分に与えられた仕事のプレッシャーとボリュームに押しつぶされそうな時に |
スイートチェストナット | 完全な暗闇に閉ざされたかのように、極度の苦痛を感じ、苦しみが限界に達したと感じる時に | 大きな苦痛やショックのために、元気をなくして、極度に悲しみ苦しんでいる様子に |
スターオブベツレヘム | 過去に起こったショックやトラウマから未だ癒されていないように感じる時に | 事故やショックなことから回復できず、いまだそれを引きずっているような時に |
ウィロウ | 自分が可哀相に思え、被害者的な憤りを感じる時に。人生の不公平さを嘆く気持ちに | 陰気ですねたり、めそめそしたりと、恨めしげな状態に |
オーク | 消耗して限界が来ていても、我慢強くとことん頑張りつづけ、自分自身を無視してしまいがちな人に | どんなに疲れていても、頑張ろうとして、限界を超えて、無理をしてしまう時に |
クラブアップル | 潔癖症で些細なことが気になったり、自分自身を好きになれない時に。自分を浄化したい気分の時に | 必要以上に毛づくろいをする、神経質 |
人や周囲に敏感
レメディ名 | 人の場合 | ペットの場合 |
アグリモニー | 明るく何事もないように振舞っているけれど、内心は悩みがあって大変な時に | 人なつっこく、陽気で明るく、ひょうきんだけど、苦しんでいるときも、それを見せないペットに |
セントーリー | 人を喜ばせようとしすぎたり、ノーと言えず、人の言いなりになってしまう時に | おとなしくやさしく従順で、自分の意志を主張できず、いじめられている |
ホリー | 人が信じられず、疑ったり、うらやんだり、憎んだり、怒って攻撃してしまうような感情に苦しむ時に | 周囲への嫌悪感や、猜疑心、やきもちなどから、攻撃的な態度をとる時に |
ウォルナット | 人生の変化に適応することに難しさを感じる時に。周りの過度の影響から自分を守りたい時に | 引越し、出産、飼い主が変わる、旅行などの変化に、うまく適応できない時に、去勢や避妊後に |
レメディがミックスされている緊急時用
レメディ名 | 人の場合 | ペットの場合 |
レスキュー | 何かショックなことがあった後、悪い知らせ、事故、飛行機に乗るとき、人前で話す時、面接、試験、極度の緊張状態などに手軽に使えます。 | 緊張やパニックを起こしている時、動物病院、ペットホテルに行く時、車に乗るとき、雷や大きな音を怖がるときなどにお使いください。 |
レスキューナイト | 悩み事や心配事が頭から離れない夜、ストレスから開放されたい夜にお使いください。 | 眠れない夜、認知症で夜鳴きしてしまう犬にも |
レスキューレメディは、通常のエッセンスの他にスプレー。パステル、クリーム、キャンディなどあります。
※レスキューレメディ:インパチェンス、スターオブベツレヘム、チェリープラム、ロックローズ、クレマチス
※レスキューナイト:上記にホワイトチェストナット
類似品にご注意
バッチ博士のオリジナルであるバッチフラワーレメディには、
バッチ博士のサインと花のロゴがついています。
このロゴがついているレメディのみがバッチ博士の時代からの歴史を持つバッチフラワーレメディとして認められ、品質が保証されているものです。類似品にご注意ください。
創始者:エドワード・バッチ(Edward Bach)
このフラワーレメディを1935年に完成させたエドワード・バッチ博士(1886-1936)は、イギリスの高名な医師であり、細菌学者・病理学者・ホメオパシー医。
第一次世界大戦の当時、ロンドンにいた博士は、健康上の理由から何度も断られたにもかかわらず負傷した兵士達のために、400床もある軍事病院で傷病者の治療に精力的に携わりました。
そして自分も死を宣告されるほどの病に倒れます。しかし自らに課した使命感と人に対する癒しへの情熱は、まるで天が味方したかのように奇跡を起こし博士の病を回復へと向かわせるのです。
健康を取り戻した博士は、その後ホメオパシー病院に勤務したり、成功した医師達が軒を連ねるハーレーストリートで開業をしつつ、自らが求める理想的な治療法についての研究を重ねていきます。
博士は多くの臨床経験の中から、病気は、精神や心が調和を欠いているときに起こるのではないかと考えました。また、似たような感情や性格の人には、病気は違っているにもかかわらず、同じ薬剤が効果をもたらすことがあるということにも気づいていきました。
バッチフラワーレメディを購入、体験、勉強したい
個人的に悩みがある方
個別コンサルをされている方が全国いらっしゃいます。
購入したい
こちらからお問い合わせください。
何を購入するかもご相談ください。
学びたい方
私が学んだ頃に比べるとたくさんの講座があります。
ワークショップから本格的なものまで。
本もたくさん販売されています。
本格的なものは、私が学んだ
バッチ国際教育プログラムレベル がおすすめです。
バッチフラワーレメディのまとめ
世界中のフラワーエッセンスの歴史は、このバッチからはじまっています。
これからは、世界のフラワーエッセンスの紹介をしていきます。
明日は、天使のエッセンス「アンジェリックエッセンス」について書きます。