ハナアブにモテモテな福寿草(フクジュソウ)の生存戦略
雪の中から黄色の福寿草(フクジュソウ)がみれると春を感じますよね。
この福寿草、蜜を持たないし香りもしない花なんです。
じゃあ、なぜ花粉を運んでくれるのか?
そこには、福寿草の生き抜くための生存戦略があるんです。
福寿草(フクジュソウ)
学名:Adonis remosa
科・属名:キンポウゲ科フクジュソウ属
英名:Adonis Pheasant’s-eye
原産地:日本
開花期:1~4月
花の色:赤、黄、白、緑
別名:アドニス、元日草(ガンジツソウ)、朔日草(ツイタチソウ)
花言葉:幸せを招く、永久の幸福
福寿草は北海道から本州の山野に多く見られる日本原産の多年草。
冬から春にかけてかわいらしいお椀型の花を咲かせます。
和名は、幸福と長寿を意味しており、新春を祝う花としてつけられました。
また、旧正月の頃に花を咲かせることから、「元日草」「朔日草」とも呼ばれています。
福寿草の生存戦略
この福寿草、蜜を持たないし香りもしない花なのに
なぜ、ハナアブにモテモテなのか?
それは暖かいから
福寿草の花びらはパラボラアンテナのような形をしていて
光を反射しやすい黄金色で、花の中心部に光を集めることができるそうです。
福寿草は、太陽の動きに合わせて動いて常に太陽光を集めています。
中心部はときに10度近くまで温かくなることも。
寒い季節に咲く、このお花にあたたかさを求めて虫がよってきます。
一説によると蜜を作るには、かなりのパワーが必要なようです。
福寿草の生存戦略のまとめ
「植物に学ぶ生存戦略5」Eテレの大好き番組です。
蜜を作らずに省エネで、寒い季節に咲く花として
あたたかさを売りにした福寿草さすがです。