低コストで華やかに見せる「梅」
華やかな梅の花ですが、実は低コストで華やかに見せる秘訣があります。
梅の生存戦略
- 低コストで華やかに見せる
- ターゲットを絞っている
植物に学ぶ生存戦略という番組をご存知ですか?
この番組が好きですごく勉強になったのでまとめてみました。
2019年5月2日放送のテーマは「梅」
梅
梅は、中国原産で7世紀頃、朝鮮半島を経由して日本にきたと言われています。
種類は様々で寒い冬 2月頃咲き始めます。
低コストで華やかに見せる
花に蜜を求めて鳥や虫がやってきます。
梅の写真
椿
梅と椿では梅の方が花がたくさん咲いています。
梅の特徴は花の数が多いことです。
もし、自分が虫だったらどちらの木に行きますか?
梅の方に行きますよね。
ネオン街とさびれた街、どちらにいきますか?
ネオン街ですよね。
ネオン街の華やかさは梅の戦略と一緒です。
これには欠点が1つあります。
ネオンが多い欠点は、「電気代がかかる」
華やかに見せるためにはエネルギーが必要になります。
華やかさを演出するにはそれ相当の大禍が必要です。
梅の花も多く咲かせることに越したことはないですが、
その分、エネルギーが必要で母体の木に負担がかかってしまいます。
で、梅はどうしたかというと
雌しべがないニセモノが多く存在しています。
雌しべがないということは実ができない。
梅はすべての花が実になってしまうと母体に大きな負担を生じるために
外見がほぼ同じの実ができないニセモノの花を咲かせて、低コストで華やかに見せています。
ターゲットを絞る
梅の実にもしたたかな生存戦略があります。
ターゲット(客)を絞る!
梅が1番欲しい客は、鹿や猪の哺乳類。
猪や鹿を顧客にした理由
- ライバルが少ない
- 移動力があるので種子を遠くまで運んでくれる
猪や鹿に実を運んでもらうために自ら地面に実を落とします。
梅の生存戦略からビジネスを考えるのまとめ
低コストで華やかに見せる
低コストで華やかに見せることができれば、いいですよね。
意外とフリーランスになった人は、経費やコストを除外して考えることが多いです。
特にハンドメイド作家さんや動画編集者さんなどは、
自分の作業時間も立派なコストになります。
今は、無料で使えるSNSもたくさんありますので、ご活用ください。
ターゲットを絞る
ターゲットを絞ることが重要だということはよく言われます。
でもビジネスはじめた頃は、「絞ると顧客が減ってしまう」と心配される方が多くいます。
私もそうでした。
とても不思議なのですが、正しくターゲットを絞ると、顧客は減らずに増えます。
逆にターゲットを絞らず万人受けを狙うと、誰にも刺さらず見向きもしてもらえません。
それは、なぜか?
現代では物も情報も溢れており、顧客のニーズ・課題も多様化しています。
そんな中で「万人受け」するものなどあり得ないからです。
仮に「万人受け」を狙ったものは、結局ポイントがぼやけてしまいます。
そして、ターゲットを絞って専門化した競合に負ける可能性が高くなってしまうのです。
自然界の梅は、そんなビジネスの戦略は誰にも教わらずに自然にできているところが素晴らしいですね。