アトピーのかゆみには緑茶湿布
以前に出た犬のセミナーでも湿疹が出た場合は、お茶がいいという話が出ました。
今回、私はお菓子を食べ過ぎて湿疹がすごいことになってしまいました。
緑茶で痒みがかなりなくなりましたので、かなりおすすめです。
こういう時 私はステロイドなどの薬には頼らずにデトックスだと思ってそのままにしています。
いつもはなんでも効く「透明な木酢液」が今回は効かない。
痒みは治らないので緑茶がアトピーにいいのを思い出して、
飲んでいるお茶をタオルで濡らして拭いてみたら痒みと赤みが少し治りました。
ここに書いたお茶というのは、茶葉を急須で入れたお茶の効能になります。
今日は、お茶の痒みについて、そしてペットボトルと煎れたお茶の違いについても調べてみました。
今日の内容
目次
緑茶がなぜ痒みに効果的なのか
まずは、日本薬学会のホームページから引用します。
最も緑茶中の含有量が多く、効能の研究が進んできたものが、エピガロカテキンガレート((-)-Epigalocatechin-3-gallate: EGCG)です。様々な薬理学的研究から、EGCGには、抗酸化作用・抗腫瘍作用・抗炎症作用・神経保護作用などの疾患予防・改善効果があることが確かめられてきました
分子レベルで解き明かされる緑茶(日本茶)の効能
東北大学大学院薬学研究科 平田祐介 HP引用
お茶(緑茶)の歴史
お茶の歴史は中国から始まり、世界中に広がっていきました。
紀元前1世紀の漢の時代の医学書である『神農本草経』にはすでにお茶に関する記録が残されています。
奈良・平安時代に中国より行基、空海、永忠などの留学僧がお茶の種子を唐から持ち帰ったことが始まりであるとされています。
やがて千利休によりつくられた新しいお茶の礼式「侘茶」が、武士階級に広がり、現在の茶道として成立されていきます。時代と共にお茶は貴族階級から武士階級に、そして庶民へと広がっていきました。
緑茶の効果
緑茶にはポリフェノールの一種であるカテキンをはじめ、カフェインやテアニン、ビタミン類などが含まれています。
免疫力を高める
緑茶に豊富に含まれるカテキンには強力な抗菌・抗ウイルス作用があり、風邪やインフルエンザなどのウイルス活性を抑える効果があります。
特に風邪などを引きやすい時期は緑茶でうがいをすると良いといわれています。
ただ、ペットボトルのお茶ではなく、急須から煎れたお茶になります。
生活習慣病の予防・改善
緑茶に含まれているカテキンのひとつエピガロカテキンガレートには、生活習慣病の予防・改善効果があります。
・肝臓において脂質の酸化を抑制
・血中コレステロールの数値低下
・血圧や血糖値を下げる
これらの数値が高い状態が続くと、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、高血圧などにつながります。
虫歯や口臭を予防
虫歯は歯の表面に菌が付着し、その菌がつくる酸が菌のエナメル質を溶かすために起こります。
カテキンが口内を抗菌し、さらに歯垢をつくる酵素の働きを抑制してくれることで虫歯が予防されると言われています。
カテキンには、臭い成分と化学的に結合し、口臭を取り除くなどの消臭作用も期待されています。
リラックス効果
カフェインの効果
- 脳をリフレッシュ
- 頭をスッキリさせる
- 仕事や勉強で疲れた脳を目覚めさせ、疲労を回復させる
このため作業効率が向上したり、気分転換や頭痛にも効果を発揮 - リラックス
脳がリラックスしている時に出る脳波であるアルファ波という脳波が脳内で増加します。
そのため緑茶にはリラックス効果があると期待されています。
脳がリラックスすることにより、ストレスや疲れがやわらぎ、集中力の維持や気持ちの安定に効果的であると考えられています。
ペットボトルの緑茶でもいいの?
お茶の効能はこの時期にまた見直されてきています。
そこでひとつの疑問、これってペットボトルのお茶は?
もちろん、急須から入れたお茶の方が栄養価は高いと思いますが、調べてみました。
急須で淹れた緑茶とペットボトルと比べてみました。
- 緑茶は、ペットボトルより味や香りがよい
- 生活習慣病の予防になる茶カテキンはペットボトルの2.5倍
- リラックスやPMS改善などの効果があるアミノ酸(テアニン)ペットボトルの約5倍
- 抗酸化作用や血圧抑制、脂肪分解などに効果のあるタンニンは5.5倍
- 集中力アップや利尿作用、二日酔いなどに効果のあるカフェインは2.5倍
[京都府消費生活科学センター/静岡県環境衛生科学研究所 調べ]
茶カテキンは植物ポリフェノールの一種です。
ポリフェノールは植物の色や渋み、苦味の成分で抗酸化作用を持ち、体内の活性酸素を減らし生活習慣病の予防にもなるといわれています。
テアニンは、緑茶の中でも抹茶と玉露に多く含まれています。
静岡県環境衛生科学研究所の調査によると、茶葉から淹れた緑茶には、1煎目にはペットボトルの約5倍、2煎目なら約4倍、3煎目でもペットボトルのお茶のテアニンの量を上回る、という結果が出ています。
テアニンは旨みとしてだけでなく、緑茶に含まれるカフェインの興奮抑制作用を持っています。
カフェイン自体にも覚醒作用や利尿作用、運動能力の向上といった効果があるのですが、脳が興奮し過ぎると眠れなくなってしまいます。
緑茶には、バランスよくテアニンとカフェインが含まれているので、カフェインが劇的に働くのを抑え、適度な興奮作用にとどめてくれるのです。
また、テアニンは、リラックスや快眠、PMS改善、冷え性改善などに効果があるとも言われています。
ペットボトルに含まれる添加物
緑茶を茶葉から淹れると茶碗の底に沈殿物ができます。
この沈殿物に緑茶の栄養分が豊富に含まれているそうです。
ペットボトルのこの沈殿物がないのと色が変わらないのが不思議に思っていました。
この沈殿物は日持ちがしにくいようで、ペットボトルの緑茶を作る際には、これを取り除いているそうです。
取り除いているので栄養成分がなくなってしまうので、代わりに「緑茶抽出物」を添加しています。
その他、緑茶の変色を防ぐためのビタミンCも添加されています。
ビタミンCと聞くと体に良いイメージがありますが、これはアスコルビン酸というブドウ糖を人工的に還元させた食品添加物。
しかも、がんや老化、生活習慣病などの原因になる活性酸素を発生させることが指摘されています。
つまり、急須で淹れたお茶とペットボトルや缶の緑茶飲料は、味だけでなく栄養成分の質もまったく違うのです。
茶葉から淹れたお茶には食品添加物はもちろん入っていません。
もともと、緑茶の中でも煎茶は天然のビタミンCを多く含んでおり、その量はレモンの3~5倍だと言われています。
茶葉の飲む以外の使い道
消臭剤として
日本茶には消臭作用、殺菌効果が期待できます。
乾燥させた茶葉を食器棚、タンス、冷蔵庫、靴箱など
昔からお茶がらを畳に撒いて掃き掃除をすることで殺菌、消臭効果があると知られています。
香炉・アロマポットでアロマテラピー
茶葉を入れて加熱すれば、茶葉の香ばしい香りが広がって香りを楽しめます。
家庭菜園の肥料
古くなった茶葉、また消臭剤として利用し終わった茶葉適当な量をパラパラ撒く
まな板の除菌
日本茶に含まれているカテキンには殺菌効果があります。
古くなった日本茶を急須に入れ熱湯を注ぎ、そのお茶をまな板にかけるだけで熱湯消毒と殺菌ができます。
まとめ
今日は、飲むだけでないお茶の効能など書きました。
ステロイドもいい薬ですが、長期間使うと副作用も心配になります。
もし、お茶で痒みが治るのであればステロイドを使う前におすすめします。
調べているうちに他にもお茶の使い方についても出てきたので、今度試してみようと思います。
明日は、緑茶以外の痒みのホリスティックケアについて書きます。